コラム

便秘の原因と対策

2023/02/03

年末年始など、生活のサイクルが乱れやすくなると陥りやすくなるのが便秘。一般的に、3日以上排便がない、または毎日排便があっても量が少ない、残便感があってすっきりしないことを便秘といいます。

 

便秘は便意が感じられない状態になることによって起こります。その原因は、偏った食事、冷え、過度な緊張、運動不足、不規則な生活などと考えられています。年末年始は、このような原因となる事柄が増える時期ですね。

便秘のタイプ

大きく分けると便秘には3種類のタイプがあります。弛緩型、けいれん型、習慣型があり、腸の中で起きている現象が少し異なっています。しかし、千坂メソッドの考えでは、便秘は陽性不足。体が陰性に偏っていることが原因といえます。陽性が不足することによって腸の収縮力が低下し、肛門から便を送り出すことができなくなるのです。

自律神経がコントロール

腸の動きをコントロールしているのは自律神経です。特に交感神経の働きが弱まると腸の収縮である蠕動運動が正常に行われなくなります。副交感神経は、陽性エネルギーを使って働くので、特に陽性×碱性の食べ物を摂り入れる必要があります。
 
 
陰性×酸性の食べ物の摂り過ぎは、便秘を引き起こします。原因となる食べ物は控え、食物繊維の豊富な長時間炊いた玄米や根菜、海藻を煮しめたものを主体にした食生活を送ることが改善への近道です。
一時的に便秘の改善ができる下剤を使っても、それは本当の便通ではありません。腸の働きをますます弱めてしまい、腸に停滞している陰性の汚れを増やしてしまいます。過度な陰性を体から排除して、根本から解決することが大切です。