コラム

副食は長時間煮た根菜を!②

2022/03/04

前回に引き続き、今日は長時間煮根菜の具体的な作り方ポイントについて取り上げます♪

作り方はいたってシンプル!牛蒡、大根、人参、蓮根などの根菜を「皮をむかず」「灰汁を抜かず」「なるべく切らず」に梅干といっしょにコトコト長時間煮ていくだけ!
 
「皮をむかず」「灰汁を抜かず」「なるべく切らず」の3拍子が千坂メソッド調理の基本です!食べ物は姿形のまま、命を丸ごといただきましょうという「一物全体」の考え方。普段から根菜の皮をむいて捨てていませんか?世の中それが当たり前ですよね。しかし、実にもったいないことをしてしまっているんです!
 
この皮と灰汁にこそ良質なミネラルと陽性エネルギーがたっぷり詰まっています。それを捨ててしまうなどもっての外!千坂メソッドでは灰汁を碱(アルカリ)の王様と呼んでいます。碱性とは血液をきれいにする性質です。
 
長時間煮の根菜をつくる時はちょっと大きめのステンレス寸胴鍋がとても便利!丸ごとの根菜を全体が水に浸るようにして、途中、水分が飛んでいくため継ぎ足していきます。こうして最低2~3時間、次に6~10時間、できるひとは30時間以上と煮ていきます。最後は煮汁を飛ばして根菜の中に閉じ込めて完成です!最後のここ!ポイントです!
 
余った煮汁は別の容器に取り分け、味噌汁や煮物、様々な料理にいれて使うこともできます。この煮汁には溶け出したミネラルやビタミン、ファイトケミカルが豊富に含まれています。
 
煮〆た根菜はそのまま食べてもいいですが、ホットプレートで乾燥させるのもおすすめです。乾燥して干し柿やドライフルーツの食感くらいにすることでうま味が凝縮され保存状態もベストになります。野菜はそのほとんどが水分なので、水分を飛ばすことでカサが小さくなりたくさん食べることもできます。
 
とってもシンプルで簡単でしょう~?時間がかかる以外は・・・(笑)こうして完成した根菜は作り置きして冷凍庫で保存しておくと便利です!食べる度に作るのもいいですが、長時間煮るのは忙しい現代人にとってはかなり負担・・・。スタッフも基本は土日に一気に炊いて、平日は冷凍したものを解凍して食べています♪
 
写真は煮る前の牛蒡です!先週から自宅で30時間煮の牛蒡に取りかかっています♪この長時間煮の根菜を食べているとお肌も本当にすべすべに、シミも消えていきます。千坂メソッドを始めて間もない頃、長時間煮の根菜を食べている70代女性の方のお肌が当時10代のスタッフよりもキレイだったことが今でも忘れられません!多少の手間がかかっても、あのお肌を目指すことが長時間煮を続ける原動力(笑)ぜひ、お試しください♪